広島で人気No,1の大島石について

前回の記事では「広島で人気の御影石ベスト3」をご紹介しました。

第三位は青木石(香川県産)、第二位は庵治石(香川県産)、
第一位は・・・大島石(愛媛県産)と書きました。

今日はこの広島で人気No,1の御影石「大島」について
書いてみたいと思います。

ちょっと大島石はどんな雰囲気の御影石なのかYouTubeで
動画を探してみたところ、大島石の採掘場やお石塔の写真が
掲載されているものがありましたのでご紹介しましょう。




一口に「大島石」といっても、実はこの動画で紹介されている
ような採掘場(丁場ともいいます)が40箇所くらいあります。

仮に40箇所と仮定すると40種類の大島石があると言えます。

天然の原石ですから、100%まったく同じ石目の大島石が
採れることはありません。掘る場所掘る場所で微妙に変わります。

その中でも青味が深く、石目が細かく、そして白玉や黒玉、
キズなどがない原石ほど上物とされ、等級が上になります。

同じ場所で掘っていても、深く掘り下げたら
石目や色調が変わることだってあります。

これらの大島石の原石は、その美しさの度合によって
等級を決められ流通価格が決めらてきました。

最近では、丁場ごとにブランド化をすすめている
ところも増えてきました。

有名なところでは大島石材工業の「石善」があります。
採掘場の会社が自社で採れる石をブランド化した成功例です。

大島石善のホームページ
http://ooshima14zen.jp/


通常は採掘場→商社→加工卸売→小売店という経路を
たどって末端の消費者のところまで届きます。

安い大島石だと、どこの採掘場の原石かわからなくなる
ケースがほとんどです。

大島の取扱いに慣れている墓石店であれば、
「この大島は◯◯の丁場の石」と説明できるのですが、

なかなかここまで把握できているところは少ないです。